目次
/etc ディレクトリにあるファイルの用途
x11/
xorg の設定を入れるディレクトリです。
aliases
mail/aliases へのシンボリックリンクです。 メールアドレスのエイリアスを記載します。 これを編集した後には newaliases(1) コマンドを実行して設定を反映します。
authpf/
auto_master
autofs/
blacklistd.conf
blacklistd(8) の設定ファイルです。
bluetooth/
bluetooth の設定をまとめたディレクトリです。
cron.d/
cron(8) の設定をまとめたディレクトリです。 crontab と同じ形式のファイルをこの中に作成します。
crontab
cron(8) の設定ファイルです。 いつどのコマンドを起動するのかを記載します。
csh.cshrc
システム全体の .cshrc です。 cshを使用する全てのユーザの初期設定を記載します。
csh.login
システム全体の .login です。 cshでログインする全てのユーザで実行されます。
csh.logout
システム全体の .logout です。 cshを使用する全てのユーザのログアウト時の処理を記載します。
ddb.conf
defaults/
設定ファイルのデフォルト値をまとめたディレクトリです。 この中のファイルを編集するべきではありません。
devd/
devd.conf
devd(8) の設定ファイルです。
devfs.conf
devfs(5) の設定ファイルです。
dhclient.conf
dhclient(8) の設定ファイルです。
disktab
dma/
dumpdates
fbtab
freebsd-update.conf
freebsd-udpate(8) の設定ファイルです。
fstab
マウントするディスクを記載したファイルです。 zfs はファイルシステムのプロパティにマウントポイントを持つため、 このファイルには記載しません。
ftpusers
ftpd(8) でログインを許可しないユーザを列挙するファイルです。
gettytab
group
group id の定義を設定するファイルです。
gss/
host.conf
名前解決の手段を記載したファイルです。 nssswitch.conf から自動生成されますので、編集してはいけません。
hostid
ホスト毎にユニークなidです。 もし存在しなければ /etc/rc.d/hostid により生成されます。
hosts
IPアドレスとホスト名の対応表です。
hosts.allow
サービスに対するホストからのアクセス権限を指定します。 hosts_access(3) を使用しているサービスに対して有効です。
hosts.equiv
YP/NIS で信頼するホストやユーザを記載するファイルです。
hosts.lpd
inetd.conf
inetd(8) の設定ファイルです。
libalias.conf
libmap.conf
共有ライブラリのマッピングを変更します。 ダイナミックリンカ (ld-elf.so.1) の設定ファイルです。
localtime
システムのタイムゾーンファイルです。 /usr/share/zoneinfo から適切なタイムゾーンのファイルをコピーします。
locate.rc
login.access
login.conf
ログインクラス(login_class(3)) を定義するファイルです。
login.conf.db
login.conf の定義をデータベース化したファイルです。 login.conf を編集したとに cap_mkdb login.conf で生成します。
mac.conf
mail/
sendmail(8) の設定をまとめたディレクトリです。
mail.rc
make.conf
ベースシステムや ports のコンパイル時に指定するオプションを記載するファイルです。
master.passwd
ユーザ情報が書かれたファイルです。 ユーザ名などの他にハッシュ化されたパスワードが書かれていますので、 root以外は読み書きできないようになっています。
motd.template
ログイン時に表示するグリーティングメッセージの元となるファイルです。 グリーティングメッセージを変更するときにはこのファイルを編集します。
mtree/
netconfig
netstart
network.subr
networks
newsyslog.conf
newsyslog(8)の設定ファイルです。
newsyslog.conf.d/
newsyslog(8)の設定ファイルをまとめたディレクトリです。
nscd.conf
nscd(8)の設定ファイルです。
nsmb.conf
nsswitch.conf
hosts, passwd, services などのシステム管理上のファイルを どの手段(file, NIS, DNS, LDAP)で解決するのかを指定するファイルです。
ntp/
ntpd(8) の設定をまとめたディレクトリです。
ntp.conf
ntpd(8) の設定ファイルです。
opieaccess
opiekeys
os-release
OSのリリース情報が書かれたファイルです。 13.0 以降で作成されます。
pam.d/
認証モジュールの設定をまとめたディレクトリです。
passwd
ユーザ情報をまとめたファイルです。 master.passwd からハッシュ化パスワードなどの機密情報を抜き、 全てのユーザに公開できるようにしたファイルです。
pccard_ether
periodic/
pf.os
phones
pkg/
pkg(8) の設定をまとめたディレクトリです。
portsnap.conf
portsnap(8) の設定ファイルです。
ppp/
printcap
プリンタの設定ファイルです。
profile
sh(1) 用のシステムワイドな設定を記載するファイルです。
protocols
pwd.db
passwd ファイルをデータベース化したものです。
rc
マルチユーザで起動されたときに最初に実行されるファイルです。 rc.d のスクリプトを呼び出します。 システム起動に重要なファイルのため編集してはいけません。
rc.bsdextended
rc.conf
FreeBSD起動時の設定を記載するファイルです。 設定を変更するには以下の方法があります。
- このファイルを直接編集する
- sysrc(1) コマンドを使用する
- service(8)コマンドを使用する(12.0以降)
記載できる内容は /etc/defaults/rc.conf を見てください。 また、/usr/local/etc/rc.d の中にあるファイルのコメントに書かれていることもあります。
rc.conf.d/
rc.conf のうちサービス毎の内容を分割して記載したファイルをまとめたディレクトリです。 この中にはサービス名をファイル名としたファイルを生成し、 その中に設定ファイルを記載します。
例えば、firewall の設定を分離するには /etc/rc.conf.d/firewall を作成し、その中にfirewallの設定を記載します。
firewall_enable="YES" firewall_type="OPEN"
rc.d/
ベースシステムが持つサービスの起動スクリプトがまとめられているディレクトリです。 この中のファイルを編集してはいけません。
rc.firewall
起動時に firewall を設定する際に実行されるファイルです。 ベースシステムで提供されるルールを実装したものです。 より高度なルールを設定したいならば、このファイルを編集するのではなく、 独自にルールを定義したファイルを作成し、rc.conf のfirewall_scriptで 呼び出すとよいでしょう。
rc.initdiskless
ディスクレス起動時に実行されるファイルです。
rc.resume
システムがレジュームした時に実行されるファイルです。
rc.sendmail
sendmail(8) 起動時に実行するファイルです。
rc.shutdown
システムが停止(shutdown)するときに実行されるファイルです。 停止時に動かしたいコマンドがあれば、このファイルに追記します。
rc.subr
rc スクリプトが共通に使用するサブルーチンを定義したファイルです。 システム上重要なファイルのため編集してはいけません。
rc.suspend
システムがサスペンドするときに実行されるファイルです。
regdomain.xml
remote
resolv.conf
DNSクライアントの設定ファイルです。 このファイルを直接編集せずに resolvconf(8) を使用してください。
rmt@
rpc
security/
services
shells
ログインシェルとして使用可能な実行ファイルを列挙します。 ここに書かれていないシェルを使用するユーザはログインできません。
snmpd.config
spwd.db
master.passwd ファイルをデータベース化したものです。
src.conf
ベースシステムのコンパイル時に渡すオプションを記載します。 どのような値が設定できるのかは src.conf(5) を参照してください。
ssh/
ssh/sshd の設定をまとめたディレクトリです。
ssl/
openssl の設定をまとめたディレクトリです。
sysctl.conf
システム起動時に設定するsysctl の値を記載します。 チューニングパラメータなどを書きます。
syslog.conf
syslogd(8) の設定ファイルです。 どのログをどこに出力するのかを記載します。
syslog.d/
termcap
/usr/share/misc/termcap へのシンボリックリンクです。 temcap データベースファイルです。
termcap.small
termcap のサブセットです。
ttys
unbound@
wall_cmos_clock
このファイルがある場合、CMOSクロックはローカルタイムを保持していると解釈します。 Windows とのデュアルブート時には設定する必要があります。