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os:net.fibs

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os:net.fibs [2019/05/10 12:05] – 作成 seiriosos:net.fibs [2019/06/01 12:13] (現在) – [net.fibs] hrs
行 22: 行 22:
 この場合、ping には FIB 1が割り当てられる。 この場合、ping には FIB 1が割り当てられる。
  
-routeコマンドをsetfibと同時利用するで、各FIBに経路情報を設定すことができる。<code> +コマンドによってはFIBを指定するオプションが用意されている。たえばrouteコマンドは次のようして、経路情報の変更どのFIBに反映させかを指定できる。<code> 
-setfib 1 route...+route add -net -inet 192.168.2.0/24 10.0.0.1 -fib 2
 </code> </code>
-FIBを複数用意して、"setfib 1 netstat -nr" のように実行してみると、感じがつかめる筈。+netstat -rの場合は、次のように指定する。<code> 
 +netstat -r -F 2 
 +</code> 
 +FIBを複数用意して、"netstat -nrF 1" のように実行してみると、感じがつかめる筈。
  
 FIBが複数ある場合の利用FIBの決定アルゴリズムは以下の通り。 FIBが複数ある場合の利用FIBの決定アルゴリズムは以下の通り。
行 33: 行 36:
   - TCP以外でFIBが割り当てられているパケットの場合、 そのパケットに対する応答パケットは、同じFIBが割り当てられる   - TCP以外でFIBが割り当てられているパケットの場合、 そのパケットに対する応答パケットは、同じFIBが割り当てられる
   - gif(4)やtun(4)などのトンネルインタフェースで生成されるカプセル化されたパケットは、そのインタフェースを作ったプロセスのFIBが割り当てられる   - gif(4)やtun(4)などのトンネルインタフェースで生成されるカプセル化されたパケットは、そのインタフェースを作ったプロセスのFIBが割り当てられる
-    * ''setfib 1 ifconfig gif0 create'' とした場合、gif0FIB1にな+    * ''ifconfig gif0 create tunnelfib 1'' とした場合、gif0でカプセル化されたパケットはFIB 1で処理される 
 +    * ''ifconfig gif0 create fib 1'' とした場合、受信してgif0でカプセル化解除されたパケットがFIB 1で処理され
   - ルーティングメッセージは、 そのメッセージを生成したプロセスのFIBが割り当てられる   - ルーティングメッセージは、 そのメッセージを生成したプロセスのFIBが割り当てられる
 上記決定ロジックによってFIBが決定されるので、FIB 1に適当に経路を追加・削除しても、FIB 0を修正しない限り影響はない(筈)。 上記決定ロジックによってFIBが決定されるので、FIB 1に適当に経路を追加・削除しても、FIB 0を修正しない限り影響はない(筈)。
行 49: 行 53:
 </code> </code>
 この条件にマッチするパケットが指定された番号の FIB に割り当てられます。そしてルールの処理は、マッチしようがしまいが、 そのまま直後のルールに続く。 この条件にマッチするパケットが指定された番号の FIB に割り当てられます。そしてルールの処理は、マッチしようがしまいが、 そのまま直後のルールに続く。
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os/net.fibs.txt · 最終更新: 2019/06/01 12:13 by hrs

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