os:グラフィックドライバ
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os:グラフィックドライバ [2020/01/28 12:51] – 作成 yuichiro | os:グラフィックドライバ [2020/03/18 16:29] (現在) – [Intel グラフィック] yuichiro | ||
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==== Intel グラフィック ==== | ==== Intel グラフィック ==== | ||
- | [[https:// | + | [[https:// |
- | まとめられている通り、Intel Core アーキテクチャ世代から追加されたプロセッサ内蔵の | + | |
- | グラフィックコントローラです。 | + | |
これまで base にある i915kms.ko を読み込むことで利用できるようになっていました。 | これまで base にある i915kms.ko を読み込むことで利用できるようになっていました。 | ||
行 20: | 行 18: | ||
このドライバのメンテナンスが年々難しくなり、Linux のドライバを直接利用する方向に舵を切ったことから、drm-kmod が誕生しました。こちらは GPL のソースコードのため FreeBSD の base には加えず Ports で提供されることになります。 | このドライバのメンテナンスが年々難しくなり、Linux のドライバを直接利用する方向に舵を切ったことから、drm-kmod が誕生しました。こちらは GPL のソースコードのため FreeBSD の base には加えず Ports で提供されることになります。 | ||
- | drm-kmod は Ivy Bridge 世代移行のグラフィックコントローラで使用可能です。 | + | drm-kmod は Ivy Bridge 世代以降のグラフィックコントローラで使用可能です。 |
Sandy Bridge または Westmere 世代のグラフィックコントローラを使用してる場合は base のドライバを使用してください。 | Sandy Bridge または Westmere 世代のグラフィックコントローラを使用してる場合は base のドライバを使用してください。 | ||
将来的に base のドライバは削除されますが、drm-legacy-kmod としてパッケージが提供されています。 | 将来的に base のドライバは削除されますが、drm-legacy-kmod としてパッケージが提供されています。 | ||
- | drm-kmod は現在 Kaby Lake までの[[https:// | + | drm-kmod は現在 Kaby Lake までの[[https:// |
+ | また、手元で試した限りでは | ||
インストールは drm-kmod パッケージをインストールするだけです。 | インストールは drm-kmod パッケージをインストールするだけです。 | ||
行 63: | 行 62: | ||
次にグラフィック機能を使うユーザを " | 次にグラフィック機能を使うユーザを " | ||
+ | |||
+ | < | ||
+ | pw groupmod video -m < | ||
+ | </ | ||
最後に X.org のグラフィックドライバを " | 最後に X.org のグラフィックドライバを " | ||
行 110: | 行 113: | ||
その後、対応する X.org のドライバを設定し、X を起動します。 | その後、対応する X.org のドライバを設定し、X を起動します。 | ||
+ | |||
+ | ==== 上記以外のグラフィックドライバ ==== | ||
+ | |||
+ | もし、上記のいずれのドライバも動作しない場合でも scfb ドライバを使用することができます。 | ||
+ | scfb は FreeBSD の vt(4) によって管理されるフレームバッファを X から使用するためのドライバです。アクセラレーションはありませんが、FreeBSD が起動するマシンであれば必ず使用できます。 | ||
+ | |||
+ | 使うには xf86-video-scfb パッケージをインストールし、Xorg のドライバに scfb を設定します。 | ||
+ | |||
+ | もし、コンソールが vt(4) でない場合には / | ||
+ | |||
+ | < | ||
+ | kern.vty=vt | ||
+ | </ | ||
+ | |||
+ | 現在、どのコンソールドライバを使用しているかは " | ||
+ | 結果が " | ||
+ | |||
+ | ==== Xorg のドライバ設定 ==== | ||
+ | |||
+ | 最近の Xorg は起動時に自動設定されるため xorg.conf を記述する必要はありません。 | ||
+ | しかし、自動設定でうまくドライバが認識されない場合や、意図的に指定したドライバで動かしたい場合にはドライバの指定を記述する必要があります。 | ||
+ | |||
+ | このような用途の場合、xorg.conf を全て記述するのは面倒かつ、他の設定を間違える可能性があるため、自分が設定したい部分だけを設定します。 | ||
+ | |||
+ | FreeBSD では / | ||
+ | |||
+ | 例として driver.conf にドライバの設定を書いた場合を示します。 | ||
+ | |||
+ | <code xorg_conf / | ||
+ | Section " | ||
+ | | ||
+ | | ||
+ | EndSection | ||
+ | </ | ||
+ | |||
+ | 上記の例では scfb ドライバを使用するようにしています。 | ||
+ | その他の設定については自動設定されます。 | ||
os/グラフィックドライバ.1580183479.txt.gz · 最終更新: 2020/01/28 12:51 by yuichiro